コンクリート片はく落対策工事について

公開日:  最終更新日:2018/09/26

コンクリートの剥落

コンクリート片はく落対策は高架橋やトンネルなどのコンクリートが落下しないよう被覆する工事のことを言います。コンクリート片が落下してしまうと、重大な事故につながる恐れがあります。今回は高架橋やトンネル等の片はく落対策工事について詳しく解説していきましょう。

どのような工事をするのか

コンクリート片はく落対策工事は、まず断面のひび割れの有無を確認し、下地コンクリートに浮きや欠損、豆板などが見られる場合、つり除去し修復する必要があります。つり除去後は、ポリマーセメントモルタルで修復し、ひび割れが見られた場合はエポキシ樹脂などを注入します。下地は、表面の汚れやレイタンスが下地コンクリートとプライマーとの接着を阻害するため、ディスクタンザーでそれらを除去し、その後さらにプライマー塗布することでコンクリート躯体の接着性を高めていくのです。

また、コンクリート表面の凹凸・段差・ピンホールをエボキシ樹脂パテで不陸修正を行っていきます。不陸修正を行うことで平滑に仕上げることができ、連続繊維シートを張り付けて補強します。仕上げ塗料を塗布し、耐候性を高めることができれば終了です。

KKクラックリペアシート工法

KKクラックリペアシート工法もコンクリート片はく落防止工法で、通常よりも耐荷力性能が高く、施工日数も短縮することができるのが特徴です。阪神高速道路株式会社基準や、首都高速道路株式会社基準にも適合しており、注目されている工法でもあります。従来までは、「ガラスクロス工法」と呼ばれる工事が主流になっていましたが、人件費を大きく削減することができるため、コストカットにつながります。

KKクラックリペアシート工法は、最短2日間で実施可能で、高強度ポリエチレン製2軸ネットとポリエステル不繊布による複合ネットシートで補強していくのが特徴です。このネットシートの材質は、追随性や柔軟性に優れており、出隅や入隅での施工性に優れています。

高架橋やトンネルなどの工事は、安全性も十分に考慮した上で施工されますが、ひび割れや汚れ、老朽化によってコンクリート片はく落が引き起こされてしまう可能性もあります。コンクリート片はく落対策は、人々の安全を守るためにも、定期的に必要な土木工事であり、必要なものであるということがお分かりいただけたのではないでしょうか。高架橋やトンネルなどのコンクリート片落下防止のために、このような工事の検討をすることも重要なことなのです。

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